「Seagate ST2000DM001」を購入したのですがファームウェアの更新が異常に多く、同シリーズには2種類の品番が存在しています。ショップなどでは同じ製品として販売されているためにわかり難いので、ファームウェアと品番について記載しておきます。
・ST2000DM001-
9YN166 (先行品)2011年11月~2012年7月前後
・ST2000DM001-
1CH166 (現行品)2012年7月前後~(詳細不明)
【ファームウェアの更新履歴】
ST2000DM001-9YN166 (先行品) |
---|
古い ⇔ 最新 |
---|
CC41 | CC42 | CC44 | CC46 | CC47 | CC4A | CC4B | CC4C | CC4H |
ST2000DM001-1CH166 (現行品) |
---|
最新 |
---|
CC43 |
2011年11月に「ST2000DM001-9YN166」が発売されてから半年の間に約10回近くのファームウェアの更新が行われたことは悪い意味で珍しいことです。ハードディスクのようなヘッダとディスク間の距離が数十nm単位で制御を必要とする精密機器のプログラムなどでは出荷時にバグを完全になくして、出荷後にプログラムを書き換えることは通常は行われないものです。
今回のプログラムの書き換え数を見ると制御プログラム(ファームウェア)の問題ではなくてハードウェアに致命的欠陥があり、それをなんとか制御プログラムで回避しようと試みたがどうにもならないのでモデルチェンジを行ったと思ってしまう。しかし、実際には何の理由でモデルチェンジを行ったのかはメーカーが正式に発表していないので分からない。現行品である「ST2000DM001-1CH166」は今のところファームウェアは「CC43」しか存在しません。品番を変えたならファームウェアのバージョンもわかりやすくするために変えてほしいものです。
私がソフマップにて8月29日に注文した製品は「ST2000DM001-1CH166」でした。しかし、ベンチマークなどを公開しているサイトを見ると中には8月中の注文なのに「ST2000DM001-9YN166」が届いている方もいるようです。

【まとめ】
組み込みソフトウェア(ファームウェア)はBios・オペレーシングシステム・応用ソフトウェア・サーバソフトウェアなどと違いソフトウェアの更新によって機能が追加されるとこはありません。組み込みソフトウェアの更新はほぼバグの修正を目的として配布されます。組み込み製品において品質の高い物とはプログラムの更新が"0"に近い製品であると思う。ですから新型番である「ST2000DM001-1CH166」のファームウェアが更新されないことを祈りたい。
【2013年1月6日】
ST2000DM001-1CH166-300の改良版であるST2000DM001-1CH166-301が出回っているみたいです。ST2000DM001-1CH166-301のファームウェアは「CC24」のようです。
【2013年3月30日】
更なる改良版なのか、品番変更なのか詳細は不明ですがST2000DM001-1CH164-302が出回っています。ST2000DM001-1CH164-302のファームウェアは「CC26」のようです。
Comments
2013/01/05tuskumoで6台購入した物です。
2台とも1CH164-305 CC27 でした
たまに「きゅるきゅる」という音を出し、HDD にアクセス不能になる症状が起きるようになりました。
こいつはもう長くないだろう、
ということで封印(ちなみにSeagateの保障確認ページでは、期間外)
1年半くらいはもったわけですが、すっきりしないのでネットを徘徊
していたら、ここにたどり着きました・・・
で、なにを書きたいかというとまたSeagateのHDDを買ったんですよw
こんどは、ST2000DM001を amazon で。
上の shi さんと同じ 1CH164-305 CC27 でした。
ありがとう。
Firmware : CC47
LACIE minimus TV&PC Lch-mnd020u3
先ほど量販店で買ってきた中身です。
HDD内のフォーマットソフトは2013年11月24日
製品としては出来立てのほやほやです。
ST2000DM001-1CH164-305
FW:CC27
Date:14164
でした
さすがにソロソロ完全な別物かな?
突然死するかどうかはこれからテストかな……
組み込みではたまに「致命的な欠陥があるけど、開発チームもう解体しちゃったから、放っておいて、次のモデルから直そう」なんて非道なメーカーもいますよ~
PCモニタとかガラケーとか……w